「ベレニス」

時間

第一幕 23頁
第二幕 24頁
第三幕 20頁
第四幕 22頁
第五幕 18頁
合 計 117頁

基礎データ

台本 ジャン・ラシーヌ(1639年~1699年)が、28歳の1667年に完成。
場所 ローマのティチュスの居間とベレニスの居間の間にある一室
初演 1670年11月21日、ブルゴーニュ座で初演。

主な登場人物

ベレニスと侍女フェニス パレスティナのユダヤの女王(AD28年生で51歳)。
ティチュスと部下ポーラン ローマ皇帝(AD39年生で40歳)。
アンティオキュスと部下アルザス コマジェーヌの王。

A4版を読む前に

主役三人の動きは、次の通りです。
【ベレニス】
  1幕=ローマ市民から反発されているのに耳を貸さず、ティチュスへの思いを高める。
  2幕=別れざるを得ない、と決心したティチュスだが、気持ちが曖昧なのでベレニスは不安になる。
  3幕=ティチュスとの別れ話について納得いかず、ティチュスから直接聞くことにする。
  4幕=自分に降りかかるかもしれないローマ市民からの侮辱を理解することなく、ティチュスに恨み言を言い、ローマから出て行くことにする。
  5幕=冷静になり、ティチュスとアンティオキュスに、別れを告げる。

【ティチュス】
  2幕=ローマ市民からのベレニスへの屈辱的な行為が見込まれるので、別れる決心をする。
  3幕=ベレニスの自殺を心配し、アンティオキュスにベレニスと一緒に帰国するように言う。
  4幕=別れる理由を理解してくれないので、自殺するのではないかと、不安になる。
  5幕=ベレニスの苦しみを見るにつけ、皇帝の位を捨てる決心をする。

【アンティオキュス】
  1幕=ベレニスに会って、愛を告白して別れを告げる。
  3幕=ティチュスから、ベレニスとの別れ話を頼まれる。
  5幕=今日出発するが、ティチュスとベレニスに別れを告げ、死の道を選ぶ。

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AD70年9月 ローマ皇帝ウェスパシアヌスは、息子ティチュスをエルサレム攻略に向かわせ、エルサレムは陥落した。
AD71年6月 ティチュスは、フォロ・ロマーノに残るティチュスの凱旋門でローマに凱旋した。ユダヤ戦争で知り合ったアグリッパ1世の娘ベレニスと愛し合い、AD75にローマに呼んだ。
AD79年6月 ローマ皇帝に即位。ローマ市民の反対でベレニスと結婚しなかった。
AD79年8月 ヴェスヴィオス山噴火しポンペイ埋没。
AD81年9月 サビニ丘陵へ向う途中、熱病により42歳で死亡。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 berenice.pdf

「引用」
・ 翻訳:渡邊守章「ベレニス」(㈱岩波書店)
・ 監修:渡邊守章


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