オペラ「オテロ」

時間

第一幕 80分
第二幕 55分
第三幕 45分

基礎データ

作曲 ジャッキアーノ・ロッシーニ(1792年~1868年)が、24歳の1816年に完成。
台本 フランチェスコ・ベリオ・ディ・サルサ(1765年~1820年)が、シェイクスピアの原作(1604年初演)のフランス語訳を参考に完成した。当時のイタリアでは、「オセロー」は、知られていなかった。
初演 1816年12月4日に、ナポリのフォンド座。

主な登場人物

オテロ(テノール)  北西アフリカ出身のムーア人で、ヴェネチアの将軍。
デズデモナ(ソプラノ)  エルミーロの娘。
貴族エルミーロ(バス)と
ロドリーゴ(テノール)
 エルミーロは、デズデモナの父親。ロドリーゴは、ヴェネチア総督の息子でオテロの部下。
 二人共、デズデモナとロドリーゴの結婚を期待するが、デズデモナに拒否される。エルミーロは娘を呪うが、ロドリーゴは了解する。
ヤーゴ(テノール)  オテロの部下で、デズデモナの手紙を悪用してオテロに不貞疑惑を抱かさせ、目的を達成するが、最後にロドリーゴに殺されてしまう。
エミーリア(ソプラノ)  デズデモナの友人だが、ヤーゴの妻か否かについては不明。
総督(バス)  ヴェネチア共和国の総督

A4版を読む前に

 このオペラは、二つのストーリーから構成されています。

 ①デズデモナが、オテロのためにラブレターを書いたが、宛名がなかったことにより、オテロから不審に思われ、また、それを入手したヤーゴもそれを悪用し、オテロのデズデモナに対する不貞疑惑を大きくし、殺害に至らせる。
 ②ヴェネチア共和国の総督の息子ロドリーゴがデズデモナを愛しているので、デズデモナの父エルミーロは二人の結婚を望むが、デズデモナが承諾しないので、父は娘を呪う。しかし、ロドリーゴは、理解する。

 このようにデズデモナは、①では、オテロから不審に思われ、自分の愛を疑われ、悩み、②では、ロドリーゴの執拗な愛を負担に感じ、父エルミーロからは呪いを受けて悩み、苦しむ。
 このオペラは、オテロと愛の二重唱を歌うこともなく、貞操も疑われ、刺し殺される、というデズデモナの苦悩がテーマです。
 なお、ヴェルディとボイトの「オテロ」は、①部分を掘り下げたものと言えます。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 otello.pdf

「引用」
・ 翻訳:河原廣之「オペラ対訳本」(おぺら読本出版)
・ 解説:水谷彰良「オテッロまたはヴェネツィアのムーア人」(日本ロッシーニ協会)


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