舞台神聖祭典劇 「パルジファル」

時間

第一幕 110分
第二幕 65分
第三幕 75分

基礎データ

作曲・台本・完成 リヒャルト・ワグナーが69歳の時。1882年に完成。翌年死去。
初演 1882年バイロイト祝祭劇場
場所 スペイン北部山脈の聖杯を守るモンサルヴァートの領内

主な登場人物

アンフォルタス王(バリトン) 前王ティトゥレルの息子で、「聖杯」と「聖槍」を守護する王である。
グルネマンツ(バス) モンサルヴァート城の老騎士で賢人
パルシファル(テノール) 父無し子で心配性の母親から世間から隔離して育てられたので、勇敢ではあるが無垢な愚か者である。
クンドリー(メゾ・ソプラノ) モンサルヴァート場内に居るときは献身的な女性だが、クリングゾルが仕掛ける歓楽の園に居るときは快楽を与える女性となる。落ち着きどころのない自分に苦悩し、その救済を求めている。
なお、第3幕では、舞台に出ずっぱりですが一言発するだけで歌わないので演技が重要になっています。
クリングゾル(バス) 聖杯守護騎士になることを拒否されたので、逆恨みにより快楽の園を作りアンフォルタス他騎士達を誘惑し「聖槍」を奪いかつ「聖杯」も奪おうとしている魔法を使う男。

A4版を読む前に

 中世スペイン北部にあるモンサルヴァート城では、キリストが最後の晩餐で飲んだ「聖杯」と十字架上で脇腹を刺した「聖槍」を、心の清い騎士が守っていました。

これらは、現アンフォルタス王の父である前王が、天の使いから聖なる宝物として受け取ったものです。

 しかし、魔法を使うクリングゾルが仕掛けた色香の誘惑に応じたアンフォルタス王は、奪われた「聖槍」により不治の傷を受けたので責任を感じて、自分が聖杯の儀式を執り行うことを拒否しています。

 神託によれば、「同情により知を得る清らかな愚者」によって「聖槍」が取り戻され、王の傷も癒え聖杯の儀式も行われその苦しみから救済されるという。

 「愚者」であるパルシファルが、クンドリーとの甘いキスにより「智」に目覚め、王に代わって「聖槍」を取り戻し、クンドリーも救済し、「聖杯」の儀式も執り行うに至る、という「救済」をテーマにしたオペラです。

 第1幕は、苦悩と救済の雰囲気に満ちた前奏曲の後、老騎士グルネマンツの語りから、幕が開きます。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 parsifal.pdf

「引用」
・ 翻訳:渡辺護「ショルティ指揮のCDの対訳」(ポリドール㈱)
・ 解説:渡辺護「リヒャルト・ワーグナーの芸術」(㈱音楽之友社)

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