本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

オペラ「セミラーミデ」

時間
第一幕 95分
第二幕 70分
合 計 2時間35分
基礎データ
作曲

ジャッキアーノ・ロッシーニ(1792年~1868年)が、31歳の1823年に完成。
1822年に、ウィーンでベートーヴェンに面会している。
台本
ガエターニ・ロッシ。
時と場所
紀元前8世紀頃のアッシリア帝国が支配しているバビロニアの地。
初演
1823年2月3日、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演したオペラ・セリア。
主な登場人物
セミラーミデ(ソプラノ)
前王ニーノの妃で毒殺し、自らアッシリアの女王になった。
アルサーチェ(アルト)
スキタイ人のアッシリア軍の司令官、実は行方不明だったセミラーミデの息子。
オーロエ(バス)
バール神の祭司長
アッスール(バス)
バール神の末裔の王子。15年前に
アゼーマ(メゾソプラノ)
バール神の末裔の王女
イドレーノ(テノール)
インドの王子
ミトラーネ(テノール)
衛兵隊長
ニーノ王の亡霊(バス)
 
A4版を読む前に

 紀元前1600年頃古代バビロニアが、トルコのヒッタイトに滅ぼされた。ヒッタイトは、内紛等により紀元前1200年頃滅亡した。その後出現したのがアッシリア帝国である。

 アッシリア帝国は、メディア朝ペルシャと新バビロニア王国と共同で、紀元前609年に滅亡させられた。

 ところで、

 アッシリア王アダド・ニラリ3世(在位BC810~BC783)の時代は、アッシリアの領地が拡大した時代で、摂政を務めたバビロニア人の母セミラミスの功績が大きかった。

 その母は伝説上の人物で、フランスの劇作家ヴォルテールが、悲劇「セミラミス」を作り、それをもとにして作ったのが「セミラーミデ」である。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 semiramide.pdf

「引用」
・ 対訳・解説:吉田光司「セミラーミデ」(HPオペラ御殿)