喜歌劇「こうもり」

時間
第一幕 48分
第二幕 53分
第三幕 36分
基礎データ
作曲
ヨハン・シュトラウス2世(1825年~1899年)が、49歳の1874年に完成。
原作
ロデリヒ・ベンディックスの喜劇「牢獄」(1851年)に基づき、アンリ・メイヤックとリュドヴィック・アレヴィが書いた喜劇「夜食」(1872年)を手直し。
場面
第1幕・・・アイゼンシュタイン邸の居間
第2幕・・・オルロフスキー公爵の居間
第3幕・・・刑務所長フランクの部屋
初演
1874年4月5日にアン・デア・ウィーン劇場。
主な登場人物
ガブリエル(バリトン)とロザリンデ(ソプラノ)
ガブリエル・アイゼンシュタインは、裕福な銀行家。ロザリンデは、浮気っぽい妻。
アルフレード(テノール)
声楽教師でロザリンデの昔の恋人。
ファルケ博士(バリトン)
ガブリエルの親友で「こうもり博士」と言われている。
オルロフスキー公爵(メゾ・ソプラノ又はカウンターテノール)
ロシア貴族で遊びに飽きた人。何か楽しみを求めている。
イーダ(ソプラノ)とアデーレ(ソプラノ)
姉イーダは、バレリーナで、妹アデーレは、アイゼンシュタイン家の小間使い。
ブリント(テノール)
アイゼンシュタイン家の弁護士。
フランク(バス)とフロッシュ(台詞)
フランクが刑務所長で、フロッシュが刑務所の看守。
A4版を読む前に

「こうもり」には、次の三つの前提があります。
  ①ガブリエル・アイゼンシュタインは、役人に軽い暴行を働き、5日間刑務所に服役する
   ことになっている。
  ②ロザリンデの昔の恋人アルフレ-ドが、ロザリンデにセレナードを歌い愛を捧げている。
  ③親友同士のガブリエル・アイゼンシュタインとファルケ博士は、3年前に、仮面舞踏会に行った帰りに、ファルケが酔いつぶれたので、ガブリエルは、ファルケをわざと人目に付く場所に置き去りして帰ったことがあった。その時、ファルケは「こうもり」の衣装のままであったが、それを近所の子供たちに見つかりからかわれ、それ以来「こうもり博士」と呼ばれている。

 このオペレッタは、ファルケ博士つまり「こうもり博士」が、オルロフスキー公爵の舞踏会の場を借りて、3年前に親友ガブリエルに以前置き去りにされたことに対しての仕返しをしようという物語です。その仕返しとは、アイゼンシュタイン家の二人の女性、妻ロザリンデと小間使いアデーレを変装させて舞踏会に呼び、ガブリエルに素性も知らずに口説かせようというものです。

  第3幕では、①ガブリエルが刑務所に留置される話と、②ロザリンデと昔の恋人アルフレードの話が絡み合い、ストーリーが複雑化します。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 diefledermaus.pdf

「引用」
・ 翻訳:オペラ対訳プロジェクト「こうもり」(HP)
・ 解説:寺西春雄「最新名曲解説全集第19巻」(㈱音楽之友社)