時間 | |
---|---|
第一幕 | 22頁 |
第二幕 | 30頁 |
第三幕 | 48頁 |
第四幕 | 18頁 |
第五幕 | 30頁 |
合 計 | 152頁 |
基礎データ |
---|
原作 |
ウィリアム・シェイクスピア(1564年4月26日~1616年4月23日)が、31歳の1595年頃「ロミオとジュリエット」が完成させ、「ベニスの商人」を構想中の頃。 |
時代・場所 |
ギリシャのアテネ郊外の森。 |
主な登場人物 |
---|
オベロンとティタニア |
愛のキューピットの妖精の王と女王。取り替え子問題で喧嘩している |
パック |
いたずら好きの妖精 |
シシアス |
アテネの公爵。ギリシャ神話ではアテネ国王テセウスになる。 |
ヒポリタ |
シシアスの婚約者でアマゾンスの女王。ギリシャ神話ではヒポリュテになり、同じくテセウスと結婚する。 |
ライサンダーとハーミア |
ライサンダーは、恋人ハーミアの父イジアスから嫌われている。 |
デメトリアスとヘレナ |
デメトリアスはハーミアの父が決めた許嫁で、ヘレナはハーミアの友人で、デメトリアスを愛している。 |
ボトム |
織工で、ロバの頭をかぶせられる。 |
浮気草 |
草を絞って露を眠っている瞼にたらすと、目覚めて最初に見るものに恋の虜になる媚薬。 |
A4版を読む前に |
---|
妖精の王オベロンが、女王タイタニアとの間で養子を巡って夫婦喧嘩をしている件と二組の男女の恋のもつれの件を、媚薬を使って解決しようとする物語である。そこに、妖精パックの活躍と、シシアス公爵の披露宴での演劇と、誤解が絡み複雑になるが、円満な結末を迎える。 【オベロンが使った媚薬の回数】 ①相手・・・第2幕第2場で、オベロン自身が妻タイタニアに対して使う。 理由・・・タイタニアがインドから連れて来た子を、オベロン専用の小姓にするため。 結果・・・わがままで意地悪なオベロンは、タイタニアが、ロバに対して恋の虜になったので、その気持ちのスキをついて、小姓にする許可を得た。 ②相手・・・第2幕第2場で、デメトリアスに使う計画だったが、ライサンダーに使ってしまった。 理由・・・優しいオベロンは、ヘレナが、デメトリアスから冷たくされるのを、立ち聞きして、デメトリアスがヘレナを好きになるように、パックに指示した。 結果・・・パックが間違って、ライサンダーに媚薬を使ってしまったため、ハーミアの恋人なのにヘレナの虜になった。デメトリアスは、ハーミアからきっぱりと断られた(P82)。 ③相手・・・オベロン自身が、第3幕第2場で、ハーミアにきっぱり断られたデメトリアスに、媚薬をつける。 理由・・・オベロンは、計画通りにデメトリアスがヘレナの恋の虜になるため。 結果・・・男二人が媚薬付きでヘレナの虜になるので、ヘレナは信じない。ヘレナは、そこに現れた友人のハーミアにも不信感を抱いてしまう。翌朝、男同士が決闘することになった。 ④相手・・・第3幕第2場で、パックが、ライサンダーに対して媚薬の効果を元に戻す薬を使う。 理由・・・パックの間違いに気づいたオベロンは、ライサンダーが、元の鞘に収まるように。 結果・・・二組の恋人同士が目覚めて、元の鞘に収まったのを確認したシシアス公爵は>4人の結婚式を、自分の結婚式と一緒に行うことにした。 |
A4版(PDF) |
---|
このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。) 詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 midsummer.pdf 「引用」
|