本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

歌劇「ピーター・グライムス」

時間
プロローグ 8分
第一幕 45分
第二幕 45分
第三幕 40分
基礎データ
作曲
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)。
台本
モンタギュー・スレーター。
完成
1945年(指揮者S・ク―セヴィッキーの妻 ナタリヤの追悼のため献呈)。
初演
1945年ロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場の再開記念。
場所
1830年頃イギリス東南部サフォーク州、北海に面したオールドバラの海岸
主な登場人物
ピーター・グライムズ(テノール)
漁夫。
バルストロード(バリトン)
退役船長。
アーンティ(アルト)
中立的な考え方ができる居酒屋ボーア亭の女将。
アーンティの二人の姪(ソプラノ)
居酒屋ボーア亭の看板娘。
スワロー(バリトン)
判事。
セドレー夫人(メゾ・ソプラノ)
薬物愛用者で金持ちの未亡人。
        
A4版を読む前に

 ロンドンの北東部の村オールドバラの小さな漁村で育ったピーターは、その土地を愛していますが、働き者で仕事に厳しすぎるので、村のしきたりとは相容れず、偏狭な村民の村八分的なふるまいに負けて、ついに死に至る、という話です。

 ピーターは、漁業で稼いで村民を見返し、愛するエレンに対して安息と家を求めるという夢を持ち続けますが、エレンの優しい支えも功を奏することはありませんでした。

 作曲家ブリテンは同性愛者でしたが、当時の村人からの仕打ちが投影されています。

 「プロローグ」は、徒弟である少年の死に関するピーターの管理責任の有無についての裁判のシーンから幕が開きます。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 etergrimes.pdf