オペラ「さまよえるオランダ人」

時間
第一幕 55分
第二幕 55分
第三幕 25分
基礎データ
作曲
リヒャルト・ワーグナー(1813年~1883年)が、28歳の1841年に完成。
台本
ハイネ(1765年~1820年)が、オランダ幽霊船の中世伝説を小説化したが、それを参考にワーグナー自身が台本を作成。
初演
1843年1月2日に、ドレスデン宮廷劇場にて。
主な登場人物
オランダ人(バリトン)
さまよえる幽霊船のオランダ人船長。
神の怒りに触れ、永遠に海原をさまよわなければいけない、という呪いを受け死ぬこともできない。 ただし、7年に一度だけ上陸を許されて、誠の愛情を捧げてくれる女性と出会った時に、その呪いから解放され救済されることになっているが、なかなか出会わない。
ゼンタ(ソプラノ)
ダーラントの娘。家に掛けている肖像画のオランダ人にあこがれており、誠の愛を尽くしてオランダ人を救済するのが自分の定めと思っている。
エリック(テノール)
財産もない狩人で、ゼンタを愛しているが、ゼンタは愛を感じていないようで、オランダ人が現れてからは、しつこいのでゼンタから冷たくされる。
ダーラント(バス)
ノルウェーの船長で企業家でもあり、その館では大勢の娘達を雇い、糸紡ぎをさせている。知り合ったオランダ人から、ゼンタと結婚できたら財宝すべてをあげると言われて、紹介する。
マリー(メゾ・ソプラノ)
ゼンタの乳母で、ダーラント家の女執事のような立場。
舵取り(テノール)
 
A4版を読む前に

 18世紀のノルウェーの海岸が舞台で、休憩なしの全幕通して上演されます。

 第1幕では、永遠の誠の愛情を捧げオランダ人を救済してくれる女性を紹介してもらうことになり、第2幕では、その女性ゼンタと、結婚を約束することになった。

 しかし、第3幕では、エリックのゼンタへの口説きの内容を物陰で聞いていたオランダ人は、彼女を「破滅させてはならない女性」と感じ諦めて、ゼンタに「敬虔な者なら誰しも恐れるオランダ人が自分である。」と正体を明かし、引き続きさまよう旅に出帆することにした。

 しかし、ゼンタは、エリック達を振り切り海に身投げし、オランダ人に対して死をもって誠の愛を訴えたので、二人は昇天して永遠の愛が成就し、オランダ人は呪いから解放され救済される、というストーリーです。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 friegendehollander.pdf

「引用」
・ 翻訳・解説:三宅幸夫・池上純一「さまよえるオランダ人」(五柳書院)