本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

楽劇「ヴァルキューレ」

時間
第一幕 65分
第二幕 90分
第三幕 70分
基礎データ
作曲・台本・完成
リヒャルト・ワグナーが43歳(1856年)の時に完成。
初演
1870年ミュンヘンの宮廷劇場。
主な登場人物
ヴォータン(バリトン)
神々の長
ブリュンヒルデ(ソプラノ)
ヴォータンの娘でヴァルキューレ
フリッカ(アルト)
ヴォータンの妻
ジークムント(テノール)
ヴォータンと人間の女との間の息子
ジークリンデ(ソプラノ)
フンディングの妻だが、実はジークムントの妹
フンディング(バス)
ジークリンデの夫
A4版を読む前に

 「ニーベルングの指環」の二作目ですが、概略は「ラインゴールド」の箇所を読んで下さい。

 「ヴァルキューレ」の要約は、黄金(指環)を取り戻すべく神々の長ヴォータンは、地上の女に生ませた英雄的なジークムントを人間界に送り込みますが、その計画は妻フリッカの猛反対に遭い頓挫します。しかし、ジークムントが愛するジークリンデは息子ジークフリートを身ごもり、次の作品の「ジークフリート」に繋がって行くというオペラです。

 ジークムントと実の妹ジークリンデの近親相姦による愛とその苦悩、ヴォータンと正妻フリッカの夫婦喧嘩、ヴォータンと娘ブリュンヒルデの愛情に満ちた親子関係、恋愛感情というものを知らなかったブリュンヒルデが愛に目覚めていく過程等々、感情表現が多い作品です。

 「ヴァルキューレ」とは、地上の戦争で死んだ英雄達の霊を捜し出し、天上の世界に連れて行くヴォータンの9人の娘達のことで、ブリュンヒルデもその一人です。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 walkure.pdf