本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

オペラ「ランスへの旅」

時間
第一幕 2時間
第二幕 45分
合 計 2時間45分
基礎データ
作曲
ジャッキアーノ・ロッシーニ(1792年~1868年)が、32歳の1825年に完成。
台本
ルイージ・バローキ。
場所
ドイツのフライブルグから西へ約100㎞離れたフランス領のプロンビエールのホテル「金の百合亭」が舞台。シャルル10世(1824年9月16日~1830年11月06日)の戴冠式が行われるランスへ行くために、待機している。
初演
1825年6月19日、パリのイタリア劇場。
主な登場人物
コルテーゼ夫人の関係
コルテーゼ夫人(ソプラノ)
ホテル「金の百合亭」の女将
ドン・プルデンツィオ(バス)
ホテルの医者
マッダレーナ(ソプラノ)
ノルマンディー出身のホテルの女中頭
アントニオ(バス)
ホテルのボーイ長
ジェルソミーノ(テノール)
ホテルの従者
ゼフィリーノ(テノール)
ホテルの世話人
コリンナの関係者
コリンナ(ソプラノ)
ローマの女流詩人
シドニー卿(バリトン)
イギリスの軍人でコリンナをこっそり愛している
ドン・プロフォンド(バス)
文学者でコリンナの友人。骨董品収集家である
デリア(ソプラノ)
ギリシャ人の孤児でコリンナに保護されている
フォルヌヴィル伯爵夫人の関係
フォルヌヴィル伯爵夫人(ソプラノ)
フランス人の若い未亡人で流行に目が無い女性
騎士ベルフィオール(テノール)
フランス人の士官でプレイボーイでアマチュア画家。フォルヌヴィル夫人の愛人
ドン・ルィジーノ(テノール)
フォルヌヴィル夫人の従弟
モデスティーナ(ソプラノ)
フォルヌヴィル夫人の小間使い。気が利かない
メリベーア夫人の関係
メリベーア侯爵夫人(メゾソプラノ)
ポーランド出身でイタリアの将軍の未亡人
リーベンスコフ伯爵(テノール)
ロシアの将軍。メリベーア夫人を愛する男。真面目で嫉妬深い性格
ドン・アルヴァロ(バリトン)
スペインの提督。メリベーア夫人を愛している
A4版を読む前に

 このオペラは、1825年に、ブルボン朝最後のフランス国王(在位18240916~18361106)就任の戴冠式に.シャルル10世のために作られた。

 コリンナは、シドニー卿から愛されているが、騎士ベルフィオーレが浮気しようとしている。

 メリベーア侯爵夫人は、リーベンスコフ伯爵から、愛されている。ドン・アルヴァーロからも愛されている。

 フォルヴィル伯爵夫人は、騎士ベルフィオーレと愛人関係にある。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 llviaggioareims.pdf

「引用」
・ 翻訳:とよしま洋「イタリアオペラ対訳双書」(マウラマーニャ)
・ 解説:水谷彰良「ランスへの旅」(日本ロッシーニ協会)