時間 | |
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第一幕 | 50分 |
第二幕 | 20分 |
基礎データ |
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作曲 |
ルッジェロ・レオンカヴァッロ(1857年~1919年)が、35歳の1892年に完成。 |
台本 |
レオンカヴァッロは、台本作家としての才能も持ち合わせており、原作は不明だが自分で書いた。 |
時代 |
1865年頃の、8月15日聖母被昇天祭日の午後から夜までの出来事。 |
場所 |
南イタリア・カラブリア州コゼンツファ県モンタルト・ウッフーゴ村。 |
初演 |
1892年5月21日、ミラノのダル・ヴェルメ劇場で初演し大成功であった。指揮は、アルトゥーロ・トスカニーニであった。 |
主な登場人物 |
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ネッダ(メゾ・ソプラノ) |
カニオの妻で女優、劇中劇では「コロンビーナ」 |
カニオ(テノール) |
旅回り一座の座長で、劇中劇では「パリアッチョ」 |
トニオ(バリトン) |
せむしの道化役者で、劇中劇では「ダッデ |
ペッペ(メゾ・ソプラノ) |
色男役者で、劇中劇では「アレルッキーノ」 |
シルヴィオ(テノール) |
村の青年。ネッダを口説こうとする。 |
A4版を読む前に |
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道化師のカニオは、ネッダという女優の妻がいて愛している。しかし、非常に嫉妬深い。モンタルト村に居るときに、トニオの手引きによりネッダの浮気現場を押さえる。ネッダの「今夜から、私はあなたのものよ。」の相手の名前を詰問するが、ネッダは口を割らない。今夜の上演があるので、一座の者たちは、カニオに我慢させる。 しかし、上演中にもネッダが「今夜から、私はあなたのものよ。」というセリフを言うので、カニオは、仕事と現実の区別がつかなくなり、ネッダに相手の男の名前を詰問するが、拒否されるので刺し殺してしまう、というオペラです。 「カヴァレリア・ルスティカーナ」の二番煎じであり、構成感は優れているが、音楽の自由な創造性と旋律と合唱の美しさ等々、比較すると「カヴァレリア」の方が面白い。また、「今夜から、私はあなたのものよ。」と相手の名前を、1幕と2幕で二回詰問するので、効果的な反面逆に自由度が失われる。 |
A4版(PDF) |
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このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。) 詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 pagliacci.pdf 「引用」
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