本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

楽劇「偽の女庭師」

時間
第一幕 85分
第二幕 70分
第三幕 25分
合 計 3時間
基礎データ
作曲・完成
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年~1791年)が、18歳の1774年に完成。バイエルン選帝侯マクシミリアン3世から依頼されザルツブルグで作曲した。
台本
ジュセッペ・ペトロセリーニ。ドイツ語翻訳版は、ヨハン・アンドレアス・シャハトナー。
場所
イタリア・ベルニナ近郊のラゴネロの町。
初演
1775年1月13日にミュンヘンのザルヴァートル劇場。1780年にアウグスブルグでドイツ語版が初演。
主な登場人物
サンドリーナ(ソプラノ)
ラゴネリ市長宅に女庭師として住み込んでいるが、実はヴィオランテ・オネスティ侯爵令嬢。
ベルフィオーレ伯爵(テノール)
嫉妬してヴィオランテの胸を刺して殺そうとした。アルミーダと婚約したが踏み切れない。
アルミンダ(ソプラノ)
市長の姪。ベルフィオーレの婚約者だった。
ラミロ(メゾソプラノ)
アルミンダに恋する騎士。
セルペッタ(ソプラノ)
小間使い
ナルド(バリトン)
市長の家の使用人であるが、実はサンドリーナの従僕。
市長ドン・アキーゼ(テノール)
アルミンダの叔父。セルペッタを愛していたが、サンドリーナに心変わりし、次の相手を探そうとする。
A4版を読む前に

 このオペラの登場人物は、サンドリーナに向かって片思いの関係となっている。つまり、

 ①騎士ラミロ→市長の姪アルミンダ→ベルフィオーレ伯爵→庭師サンドリーナ

 ②従僕ナルド→小間使いセルペッタ→市長→庭師サンドリーナ

 サンドリーナと伯爵が折り合ったので、アルミンダとラミロが、ナルドとセルペッタが結婚することになった。市長は新しい恋人を見つけなければいけなくなった。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 lafintagiardiniera.pdf

「引用」
・ 解説:吉田泰輔「最新名曲解説全集第18巻」(㈱音楽之友社)