歌劇「フィレンツェの悲劇」

時間
第一幕 20分
第二幕 20分
第三幕 15分
合 計 55分
基礎データ
作曲・完成
アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871年~1942年)が、45歳の1916年に完成。
台本
オスカー・ワイルドの戯曲をマックス・マイヤーフェルトがドイツ語訳し作曲者が自由に作成。
時と場所
16世紀初めのフィレンツェのシモーネの邸宅。
初演
1917年1月30日にシュトットガルト宮廷劇場で初演。
主な登場人物
シモーネ(バリトン)
フィレンツェの裕福な年配の織物商人。
ビアンカ(ソプラノ)
シモーネの妻。
グイード・バルディ(テノール)
フィレンツェ大公の息子。
A4版を読む前に

  フィレンツェの裕福な年配の織物商人シモーネは、妻ビアンカの浮気現場を見る。相手のフィレンツェ大公の息子グイードがすぐ帰れば良いのに帰らずに、そのまま滞在し無神経な発言を連発するので、シモーネは、自分の女房を盗む男には容赦しない、として剣での勝負により殺害し勝利する。死後、月明かりがビアンカの気持ちの変化をもたらし、シモーネを讃え、シモーネもビアンカを讃え、夫婦仲が収まったかのように見えるが、その後に悲劇が待っていると思われる。
  題名は「悲劇」となっているが、ストーリーを読むと何が悲劇なのかわからない。どちらかというと、グイードが、シモーネの怒りを買うような無神経で無邪気な発言を続けるので、「悲劇」というよりも「フィレンツェの喜劇」のほうがふさわしい。
  オスカー・ワイルドの劇中の小道具への繊細な表現を、作曲者が的確に捉えているところが聴きどころです。

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 eineflorentinischetragodie.pdf

「引用」
・ 翻訳:前原拓也「2019年4月公演のための対訳」(新国立劇場)