歌劇「ポントの王ミトリダーテ」
時間
第一幕 | 65分 |
---|---|
第二幕 | 65分 |
第三幕 | 45分 |
合計 | 2時間55分 |
基礎データ
作曲・完成 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年~1791年)が、14歳の1770年7月27日に、ロンバルディア地方総督府長官フィルミアン伯爵から依頼され、同年9月29日にボローニャで作曲を開始した。10月18日以降はミラノで作曲し12月に完成した。 |
---|---|
台本 | ジャン・ラシーヌの原作をジュゼッペ・パリーニがイタリア語訳したものを基に、ヴィットーリオ・アマデオ・チーニャ=サンティが台本を作成。 |
場所 | トルコ・アナトリア半島の黒海南岸のポントス王国スィノプと、海峡を隔てた都市ニンフェア。 |
初演 | 1770年12月26日にミラノの宮廷劇場。モーツァルトの指揮で初演し大成功であった。 |
主な登場人物
ミトリダーテ(テノール) | 身内でさえも信用しないポントの王。後継者を決めずに死ぬ。 |
---|---|
ファルナーチェ(アルト) | ミトリダーテの長男。ファルナーチェは、アスパージアに横恋慕するが反省して許嫁のイズメーネと結婚する。 |
イズメーネ(ソプラノ) | ミトリダーテの許嫁のパルティア王の娘。 |
シーファレ(ソプラノ) | ミトリダーテの次男。ミトリダーテの遺言により、アスパージアと結婚する。 |
アスパージア(ソプラノ) | ミトリダーテの若い婚約者。 |
マルツィオ(テノール) | ローマの護民官。ファルナーチェと仲が良いが最後に裏切られる。 |
アルバーテ(ソプラノ) | ニンフェアの領主 |
A4版を読む前に
身内を信用しないミトリダーテ王が流した嘘の情報から、人間関係が混乱していく。
なお、下記をクリックするとポントス王国周辺のアルメニアの年表が出ますので、
鑑賞の参考にして下さい。
「アルメニアの歴史」こちらからダウンロードできます。 mitridaterediponto2.pdf
また、下記をクリックするとポントス王国周辺のジョージアの年表が出ますので、
鑑賞の参考にして下さい。
「ジョージアの歴史」こちらからダウンロードできます。 mitridaterediponto3.pdf
A4版(PDF)
このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)
詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 mitridaterediponto.pdf
「引用」
・ 解説:吉田泰輔「最新名曲解説全集第18巻」(㈱音楽之友社)