本HPではオペラ・バレエ等のあらすじを、立体的に理解できるようA4サイズにまとめ、PDFでダウンロードできるようにしています。

楽劇「ル・グラン・マカーブル」

時間
第一幕 50分
第二幕 70分
合 計 2時間
基礎データ
作曲・完成
ル-マニアのトランシルヴァニア・トゥルナヴェニ出身のジェルジュ・リゲティ(1923年~2006年)が、55歳の1978年に完成。
台本
ベルギーの劇作家ミシェル・ド・ゲルデロードの戯曲《グラン・マカーブルのバラード》に基づき、作曲者リゲティとストックホルム人形劇場のミヒャエル・メシュケが担当。
時と場所
某世紀の架空の国ブルーゲルランド公国。
初演
1978年4月12日にストックホルム王立歌劇場で初演。
主な登場人物
酒飲みピート(テノール)
死神ネクロツァール(バリトン)
最後の審判の日が来たとして「この世の終わり」を宣告して世界を死で。しかし、飲み過ぎで失敗する。
アマンダ(ソプラノ)
アマンド(メゾ・ソプラノ)
同性愛者
アストラダモルス(バス)
妻メスカリーナ(メゾソプラノ)
星占い師とその妻。メスカリーナがネクロツァールに殺されるので、恐妻家アストラダモルスは喜ぶが、第2幕で生き返る。
ゴーゴー公(カウンターテナー)
ゲボボ(ソプラノ)
黒大臣・白大臣(テノール)
ブルーゲルランド公国の皇太子と秘密警察長官と二人の大臣。
ヴィーナス(ソプラノ)
媚薬を与えるヴィーナス
A4版を読む前に
作曲者リゲティは、戦争に対するグロテスクな寓話であり、死への恐怖、恐怖への賛美、そして笑いやユーモア、グロテスクによって恐怖を乗り越えること、という。
A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 legrandmacabre.pdf

「引用」
・ 翻訳:澁谷政子「サロネン指揮フィルハーニア菅のCD解説書」(㈱SONY)
・ 解説:リゲティ(翻訳:長木誠司)「サロネン指揮フィルハーニア菅のCD解説書」(㈱SONY)