歌劇「ナブッコ」

時間

第一幕 40分
第二幕 32分
第三幕 28分
第四幕 25分

基礎データ

作曲 ジュセッペ・ヴェルディ(1813年~1901年)が、29歳の1842年完成。
台本 旧約聖書を素材にトミストークレ・ソレーラが作成。
時代 紀元前586年から7年間の奇病に至る第二次ユダ王国攻略の時代。
初演 1842年3月9日にミラノ・スカラ座。

主な登場人物

ナブッコ(バリトン)

バビロニア王・ナブコドノゾル二世のこと。586年のユダ王国の滅亡と第2回バビロン捕囚を経て自分は神になったと思い上がり、神の怒りに触れ精神錯乱状態になり、アビガイッレに権力を一時的に奪われる。

しかし、愛する娘フェネーナが死刑台に向かうのを見てヘブライの神に対して冒涜を詫びると、ナブッコは正気に戻り、バビロンの偶像の破壊を命ずる。

ヘブライ人達を釈放し祖国への帰還と神殿を造るよう命ずる。

アビガイレ(ソプラノ)

ナブッコが奴隷に生ませた長女。イズマエレを愛しているが失恋する。

また、王位継承権がないことを知り父ナブッコを裏切るが、父ナブッコが改心して権力を取り戻したので、負けを悟り自殺する。

フェネーナ(ソプラノ) ナブッコの次女。バビロンで捕虜となっていた愛するイズマエレを逃走させたり、イズマエレに従いエホバの神に改宗したりする。
イズマエレ(テノール) ユダ王国のゼデキヤ王の甥。アビガイッレの愛を退け、フェネーナに対する愛を貫き通す。
ザッカリア(バス) エルサレムのユダヤ教の祭司長。

A4版を読む前に

 紀元前新バビロニアの歴史に係る次の四つの話を題材に、ナブッコの娘フェネーナに対する愛をからませて構成しています。

  ①紀元前586年の、ナブッコによるユダ王国滅亡と第2回バビロン捕囚
  ②ナブッコが王妃のために造った「空中庭園」
  ③ナブッコ奇病説
  ④紀元前539年のアケメネス朝ペルシャの国王キュロス二世が行ったバビロニア滅亡、
   並びにバビロンからのユダヤ人の解放と帰還。

 第3幕の有名な合唱は、バビロニア人に拘束されて自由を奪われているヘブライ人が歌いますが、初演当時のイタリアもオーストリア人に自由を奪われていたので、希望を与えてくれる曲ということでイタリアでは人気があるようです。

なお、下記をクリックしてオペラ鑑賞の参考にしてください。

「ナブッコ附表」こちらからダウンロードできます。 nabucco2.pdf

A4版(PDF)

このPDFを出力して劇場に持参し、各幕前に読んで頭に入れておきますと数倍楽しくオペラをご覧いただけます。(上演中は周りの方々にご迷惑とならないようにお願いします。)

詳細の資料はこちらからダウンロードできます。 nabucco.pdf

「引用」
・ 解説:福原信夫「最新名曲解説全集第19巻」(㈱音楽之友社)

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